四季報について

通読には賛否両論ありますが、個人的見解を書いていきます。
 
私個人は、投資を始めて半年経たない内から四季報通読していました。
当初は、「2000ページ近い辞典のような本を通読するんやから株勝てるに違いない!」と息巻いて通読に勤しんでおりました(今思えば恥ずかしい限りです)
専門用語だらけで通読にはかなり苦労しましたし、結局読み終わった達成感でチェック銘柄全て深堀りできておらず、無駄作業に終わっていた部分も多々ありました...
しかし、通読にもメリットあると考えています。
 
セクターごとの評価が見分け方れる
四季報上部にはチャートと、PER、PBRが記載されています。

日本の上場企業の場合PER15倍程度が基準とされており、15倍を基準に割高割安が評価されているのだろうと当初は思っていましたが、四季報読み進めていくと不動産業や商社は10倍以下やし割安すぎる事に疑問を覚えました。
ここで、セクターごとに評価基準が違うことに気づきました。
PERは将来の成長期待で伸びるので、成長産業などが高PERなのは当然であり、斜陽産業など成長性が期待できないセクターは低PERである事を四季報で理解しました。
 
今期予想と中長期予想が見れる
四季報の業績予想は全くあてにならない、取材されてないのに記事が書かれている、などを耳にしますが、私が一番重視しているのは見出し記事です。
下記の「黒字定着」は今期予想 「異常事態」は中長期予想に分かれています。

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予想なので見当違いもあると思いますが、上記でいいますと経営陣総入れ替えは開示資料等から引っ張った事実だと伺えます。
他にも、店舗増減、新事業開始など開示資料の事実が書かれている事が多く監視していない企業の変化に気づくのもメリットだと考えています。
 
通読を重ねると銘柄名を聞くだけで事業内容などが浮かんだりするので、投資話する時にも役立つことから、投資始めた人ほど予備知識のインプットとして活用していくのも良いと思います。
 
 
まとめ
デイトレード、テクニカルトレーダーなど会社内容が必要ない手法も多々あります。
また、四季報に記載されている情報は取材や開示資料の範疇であり、適時開示等をチェックする方が情報スピードは圧倒的に早いです。
私自身も四季報に良い記事書かれるのを予想し四季報見て安易に買ってくる人達にバトンタッチした事もあります。
TL等で「四季報通読にリソース割くなら開示資料読み込めばいいのに」は仰る通りだと思います。
あくまで、四季報内容は参考程度にするのが良いかなと思います
 
今号はまだ買ってないのでぼちぼち買いに行くか...
 
最後まで読んで頂きありがとうございました。